竹の不思議


竹は木より強い?
 竹の根が土をつかむ力は強く、竹林は樹林の数十倍しっかり根をはっています。また、竹には節があるおかげで弾力性に富み、大きな台風が来ても、木のようにポキッと折れてしまうことはほとんどありません。

竹はヨーロッパにはない?
 竹はアジア、アフリカ、アメリカには自生しますが、ヨーローッパでは自生しません。もしあるとしたら観賞用に栽培されているものです。19世紀末にヨーロッパで大流行したアールデコ様式には東洋を素材としているものが多いのですが、その中で描かれている竹は、真っ黒だったり、花が咲いていたりと、ヘンなものがとても多いです。きっと、ヨーロッパ人は竹の実物を見たことがないので想像で描いたのでしょう。

かぐや姫はどんな竹から生まれたの?
 「竹取物語」が書かれたのは、9〜10世紀の頃です。かぐや姫が隠れていたとなると、孟宗竹などの太い竹を想像しますが、この時代の京都には太い竹はなく、竹といえば篠竹や笹のことでした。人間の指くらいの太さの竹からお姫様がでてくるなんて話は、現代では非現実的な話と一笑されそうですが、一寸法師や親指姫の話のように、小さきものにも大きな命が宿る、という昔の人たちの感性はとても豊かですね。

エジソンの電球と竹
 エジソンによって1879年に発明された白熱カーボン電球を、明るく輝かせたのは京都の真竹で作られたフィラメントでした。これによって竹の存在は世界中に知れわたるようになりました。

竹は清潔好き?
 昔の人は、旅に出る時タケノコの皮でおむすびを包み竹の水筒に水を入れていました。現在でもタケノコの皮や竹の笹で食品を包んでいるものも見られるが、これは食品を日持ちさせるためであり鮮度保持の為でもあります。これらは竹から発散する揮発成分の自浄作用であり、竹の含有成分の中に抗菌性物質や異臭を分解する物質に富んでいるためです。また、竹炭にも消臭、浄化作用があることは有名です。

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